リアルとバーチャル
2012-05-30


5月ももう終わりですねぇ。
畑ではすっかり農繁期。早朝の水やりは欠かせません。

そして虫・病気も賑わってきました。
青虫、ヨトウムシ、根切虫、アブラムシ、謎の多足類・・・
ジャガイモのマルチをはがしていたらボトボト葉から落ちてきました。
最初足でぷちっぷちっとやってましたが、あまりの多さに手でプチプチ・・・はじける感触(゚Д゚;)うぇっ
ジャガイモの土寄せに来たのに、虫取りで作業がなかなか進みませんでした。

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虫取りはこれで終わりというわけでなく、毎日の作業なんです。
人体に無害の農薬を作ったり、ネットを張って防いだりもできますが、やっぱり虫取り作業はありまして・・・
無農薬で作るというのは本当に大変なことなんですねぇ・・・。

しかもこれから暑さが加わって、体調管理が大変。
自転車で片道7キロ走って、水やり&虫取り&その他作業・・・汗まみれ泥まみれ。
でも楽しくてやめられないのです。
リアルな世界で生きているという充実感。


人がスマフォを操りながら歩いている・・・いつの間にか日常の風景になってしまいましたね。
しかし、昼も夜もいつでも関わらず、周りはそっちのけで視線は常に画面って・・・。
あれって、とても無防備で危ないと思わないのかな?
うまくよけているつもりかもしれないけど、そのうち交通事故か犯罪に遭いそうで、何か心配。
バーチャルにどっぷり浸かって、現実世界から遠ざかっているような。
小さい箱に支配されているようにしか見えないんですが。
箱なんて元々ツールの一つでしかないはずなのに。

禺画像]

わたしは仕事で、どちらかというとバーチャルな世界にいた訳ですが、
正直幸せではありませんでした。
インチキなれど一応システムエンジニア。典型的な頭脳労働。
頭の中でロジックを組立て、問題が発生したら頭の中で考え、頭の中で解決。
もちろん、話し合ったり、書き出したり、レビューしたり、打ち合わせしたり・・・
と、外にも出すこともする訳ですが、大方の作業は脳内作業。
できあがった製品も、触り心地も分からない、匂いも味もしない。
画面系はまだ視覚で分かりますが、組み込み系になるとシミュレータで数値確認して終わりなんてのもあります。
それなりに作業は楽しいのですが、現実感の喪失は常にありました。

リアルな感覚を取り戻す作業は『癒し』となっていきました。
フワフワ手触りのよいものを触ってジーンと癒されたり。
健康診断の採血ですら癒しになったり。
プチッと針を刺す痛みの後に、真っ赤な血が抜かれるのを見て、

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